2022年11月11日に全国公開される新海誠監督の新作映画『すずめの戸締まり』が楽しみですね。色々考察する中で・・・
ストーリーの中盤に東京の草太の家にあった『閉ジ師秘伝ノ抄』が物語のキーポイントになっているのでは?と考えました。
そこで考察を加えながら『閉ジ師秘伝ノ抄』に書かれた内容や誰がいつ作ったものなのか?など迫っていきました!
『すずめの戸締まり』閉ジ師秘伝ノ抄に書かれている内容は何?元ネタになった書物はあるのか調査!
そういえば今日初めて『すずめの戸締まり』の最新予告見たけど、どこに叩かれる要素があるのかと疑問に思うくらい松村北斗の声優演技が上手かった。声優の専門学校行ったくらいの俺だから保証はするし、彼のお陰で作品より楽しみだし、聞いてなくて叩くやつはちゃんと聞いてから言え pic.twitter.com/jEWv7wB88A
— KOUTA@映画ブロガー(かも) (@KOTA_fm1025) October 8, 2022
すずめの戸締まりで鈴芽が草太の家で見つけた『閉ジ師秘伝ノ抄』の中には物語を理解するために必要な情報が盛りだくさんに書かれています。映画では1シーンのみしか描かれていないので、どんなことが書かれているのか?気になりますよね!
そこで『閉ジ師秘伝ノ抄』に描かれている内容についてまとめていこうと思います。
まず閉ジ師秘伝ノ抄の見た目ですが、原作小説では『和装紙を紐で閉じた本』と書かれており、おそらくこういった見た目なんでしょうね。
秀策の棋譜本、佐為も喜ぶね……!古書のにおい好き。本が紐で結んである、素手で触ってるから私が持ってると痛みそう……どうしようか、 pic.twitter.com/P6QtiB8asa
— イツキ (@h_go_sky) May 21, 2022
和装紙が使われた書物ということなので、かなりデリケートで鈴芽曰く『破いてしまいそう・・・』とのこと。また見開きページには
・黒い墨で集落と山が描かれている
・山は噴火しており、炎は真っ赤な顔料で描かれている
・よく見ると炎は後ろ戸から伸びており、ミミズの正体だった
鈴芽の1ページ目に見た『閉ジ師秘伝ノ抄』では後ろ戸から出てくるミミズが集落と山を呑み込む絵が描かれていると考えられます。
そして次のページでは
・龍の長い身体が描かれた絵図
・龍の体の隙間に山や集落、湖などが描かれている
・龍の頭と尻尾、それぞれに巨大な剣が刺さっている
・この2対の巨大な剣は要石である
龍はおそらく日本列島を表し、西(宮崎)にある要石はダイジンを表し、東(東京)になる要石はサダイジンを表しているのではないでしょうか?

そして災いをおさめるためには要石を適切な場所に2つおいて封印しなければならないということが示唆されていると考えられます。
またその次のページでは
・石碑と祈りを捧げる群衆の絵
・2つの石碑には赤い文字で『要石』と書かれている
・山伏のような恰好をした数人が要石を地面に埋めようとしている姿が描かれている
おそらく3ページ目には封印の仕方を絵で説明しているのではないでしょうか?ちなみに絵の雰囲気はこんな感じなのではないでしょうか?
「鹿島神宮の宝」その7
要石の下に埋められた鯰は、小さな子供の鯰たちです。本震を起こした大鯰は、すでに要石の下に押さえ込まれているのでしょう。子鯰が余震を起こしているとの解釈ができそうです。恐怖におののく人々は、「かなめ石様」お守りくださいと手を合わせています。#茨城県 #鹿島神宮 pic.twitter.com/C8HFcqNy0S— 茨城県立歴史館 (@Ibaraki_rekishi) April 29, 2020
こちらの絵図は実際に要石がある茨城県の鹿島神宮近くにある歴史観に展示されているそうです。原作小説まんまの絵図ですよね。そして鈴芽は『閉ジ師秘伝ノ抄』には解読できないほどの崩し字であり・・・かろうじて読めた時は『黒要石収拾之~』『寅ノ大変白要石』と書かれ、こちらはおそらく『ダイジン』と『サダイジン』の見た目を表しているのではないでしょうか?
また草太からは『閉ジ師秘伝ノ抄』を読む鈴芽に対して
・人を脅かす災害や疫病は後ろ戸を通って常世から現世にもたらされる
・閉じ師は後ろ戸を閉めて回る仕事である
・戸を閉めることでその土地を本来の持ち主である産土(土地の神)に返し鎮める
・ただ数百年に1度、巨大な災害は後ろ戸を閉めるだけでは抑えきれない
と語られており、本作ノストーリーはまさに『数百年に1度の大災害』であり、要石であるダイジンとサダイジンを適切な場所に再封印することが本題になっています。

閉ジ師秘伝ノ抄の内容はストーリーでは一部しか読まれていませんが、どんなことが書かれているのか?とても気になりますよね。設定画ではさらに詳しくどんなことが書かれているのか?などこと細かく作りこまれていそう(笑)グッズでもいいので『閉ジ師秘伝ノ抄』を再現して販売して欲しいですね。
『すずめの戸締まり』閉ジ師秘伝ノ抄は誰がいつ書いた本なのか?考察してみた!
すずめと草太を翻弄する猫🐈
ダイジンは敵か⁉味方か⁉
旅先で出逢う魅力的なキャラクター等
場面カット一挙解禁‼『#すずめの戸締まり』
11月11日(金)公開▼最新予告映像はこちらhttps://t.co/Kk4uiLxIor#原菜乃華 #松村北斗 #伊藤沙莉 #花瀬琴音 #新海誠
©2022「すずめの戸締まり」製作委員会 pic.twitter.com/KvUOjIb4oi— TOHOシネマズ公式 (@tohocinemas_m) October 10, 2022
また閉ジ師秘伝ノ抄はいつ頃、誰によって作られた本なのか?気になりました。原作小説では本は『天明3年』に書かれており・・・天明3年は1783年でした。
また天明3年である1783年には『浅間山噴火』が起こっており、おそらく『閉ジ師秘伝ノ抄』に描かれている山の噴火描写は『浅間山噴火の様子』が描かれているのではないでしょうか?
天明3年(1783年)、4月から7月初旬(旧暦)まで断続的に活動を続けていた浅間山は、7月8日(旧暦)に大噴火を起こしました。このとき発生した土石なだれにより嬬恋村(旧鎌原村)では一村152戸が飲み込まれて483名が死亡し、群馬県下で1,400名を超す犠牲者を出しました。
また浅間山噴火を描いたとされる『夜分大焼之図』なるものは『閉ジ師秘伝ノ抄』の見開きで描かれたものの元ネタになっていそうですね。
太古から日本列島には、地震、津波、火山の噴火と、大自然の驚異と共にあり、最近では気候の変化で、大雨の災害が増え、過酷な土地で生きる民俗なのだと、つくづく思う。さらに原発まである。これは、天明三年浅間山噴火を描いた「夜分大焼之図」。 pic.twitter.com/GxuSk5ldxw
— 荒川眞嗣 (@Shinjukueyes) September 28, 2014
ちなみに浅間山があるのは 群馬県吾妻郡というところです↓
写真で確認するとこんな感じでした!
所用で来た軽井沢中学校の駐車場での夕日。
この焼け具合はほんのひと時。#軽井沢 #軽井沢移住 #夕焼け #浅間山 pic.twitter.com/sagIYCpRPU— きじ@軽井沢 (@k_j_k_j51) October 11, 2022
綺麗な風景の山ですね~。

そして閉ジ師秘伝ノ抄の書かれた天明3年には『浅間山噴火』のように現実ともリンクしているようですね。
そして気になる閉ジ師秘伝ノ抄を書いた人物は誰なのか?ですが・・・こちらは残念ながらストーリーには描かれておらず分かりませんでした。ただ草太の祖父である師匠の宗像羊朗から代々『閉ジ師秘伝ノ抄』は受け継がれてきたとなると、作者は草太の先祖にあたる人物なのかな?と思います。
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5分で読める『すずめの戸締まり』聖地や舞台のまとめ!

『すずめの戸締まり』ですが、今回のストーリーでは宮崎県~愛媛県~神戸~東京~宮城県と日本各地を巡っていきます。下のリンクから主人公・岩戸鈴芽が辿った道のりを時系列順にし、モデルになった聖地や舞台を50選としてまとめていきました!ぜひ参考にしてみてくださいね!
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映画後に原作小説を読むとより『すずめの戸締まり』について作品を味わうことができます。こちらもぜひ読んでみてくださいね!