2021年8月21日にRKB毎日放送で久光製薬が製造した『サロンパスホット』から基準値以上のタール色素が検出され、7年前からデータを改ざんし販売されていたことが分かりました。
ただニュースではタール色素の危険性や健康被害がどのようにでるのか報じられていませんでした。
今回は気になるサロンパスホットの使用は大丈夫なのか?
タール色素の危険性や健康被害について調査していきました。
久光製薬のサロンパスホットでデータ改ざん発覚!タール色素が基準値以上で7年間放置されていた?
サロンパスホット?温感のやつで肌に優しいって書いてあったからこれにしたんだけど、貼った場所そなまま赤くなってて草 サロンパスの形になってる……全然肌に優しくなかった…… pic.twitter.com/wmfg2s1wbY
— シューナ💉Durandal (@syuuna_FF14) April 21, 2020
2021年8月21日にRKB毎日放送で久光製薬が製造した『サロンパスホット』から基準値以上のタール色素が検出され、7年前からデータを改ざんし販売されていたことが分かりました。
佐賀県鳥栖市に本社を置く久光製薬が、消炎鎮痛剤の「サロンパスホット」に含まれる着色料のデータを、改ざんして製造・販売したとして、医薬品医療機器法に基づく業務停止処分を受けました。
違反が発覚したのは、久光製薬の鳥栖工場で製造された「サロンパスホット」です。
久光製薬によりますと、この商品に含まれる「タール色素」の量が、基準値を上回っていたにもかかわらず、品質管理の担当者がデータを改ざんし、そのまま販売していました。
改ざんは、約7年前から続いていたとみられています。
すでに商品の自主回収を完了していて、これまでに健康被害の報告はないということです。
引用:RKB毎日放送
危険性のあるタール色素が基準値以上であるにも関わらず7年間もデータを改ざんし販売していたというのは驚きですよね。
信用や信頼で購入した商品が危険だったなんて考えるだけで・・・・。
久光製薬は罰として業務停止処分を受けましたが世間からは7年改ざんしていたのに処分が甘いのではと疑問の声も
佐賀県は、13日から鳥栖工場を8日間の製造停止としたほか、販売についても4日間の停止処分にしています。
引用:RKB毎日放送
どれくらいの処分なら妥当なのかは素人目には分かりませんが、工場が8日間製造停止するだけでも企業側からすれば損失は大きいはず。
なので妥当な停止処分なのではないでしょうか。
サロンパスホットの使用は大丈夫?タール色素の危険性や健康被害は?
サロンパスホットからタール色素が基準値以上を検出した問題で、以前から使用していた人は大丈夫なのか?
そしてタール色素はそもそもどういった危険性や健康被害が考えられるのか気になりました。
まずタール色素について調べて見ました。
タール色素は、かつては石炭を乾留(固体を成分に分解すること)して得られる『コールタール』から抽出する、ベンゼンを代表とする環状不飽和有機化合物である芳香族化合物から生成されていましたが、現在は、主に石油を生成する際に生じる『ナフサ』を原料として生成されています。
日本では認められているタール色素の中で、海外では禁止されていたり、自主規制の対象となっていたりするものもあるようです。
引用:white food
簡単に言えばタール色素のもとは『コールタール』という自然界にはない化学物質で現在は石油製品から作られています。
コールタールはアスファルトなどの道路にも使われています。
豊橋競輪場のバンク改修は今こんな感じでした🍅
新しいアスファルト、コールタールの匂いがしました🍅w pic.twitter.com/3ij00kelHP— とまとちゃん👓👄🍅 (@tomatochan468) March 18, 2018
アスファルトの塗りたてに香る匂いは『コールタールの匂いがする』という人もいますよね。
なぜタール色素が危険なのかと言うと『発がん性』があるからと言われているからです。
久光製薬はニュースで健康被害は現段階で報告はないということですが、危険に間違いものであることは間違いありません。
タール色素はサロンパスホット以外にも使われている?身近に潜む危険な商品は?
タール色素はサロンパスホット以外にも多くの製品の使用されています。
よく使われているのは食べ物の着色料です。
【石油からできている食べ物】
タール色素(赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号・赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号) は石油からできている。 pic.twitter.com/8X8eGgqX5o— 気になる雑学bot!キニ雑! (@gr0604) August 10, 2021
ゼリーやグミ系などのお菓子やソーセージなどにも使われているようですね。
タール色素は、化粧品、入浴剤、医薬品、消臭剤、飲み物、食べ物に使わていますが、発がん性、催奇形性を疑われるものもあります。ホルモンや免疫システムを乱す心配があります。非常に分解されにくい科学物質です。買わない。使わない。あげない。飲まない。食べない事です。
— ぱろぷんて (@paroparowoo) August 8, 2021
また食べ物以外には化粧品、入浴剤、衣料品、消臭剤などにも。
ただ日本の場合は基準値以内にされているようですが、今回の久光製薬のニュースをみると心配になってきますね。。
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久光製薬だけではありません。
過去には健康被害の恐れがあるものが発売後に分かるということが多々ありますよね。
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